成長ホルモン(Growth Hormone: GH)とは、脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンで、子どもの骨や筋肉の成長を促進する役割を持ちます。身長の伸びに最も直接的に関わるホルモンです。
分泌のタイミング
成長ホルモンは1日中分泌されていますが、特に夜間の深い睡眠(ノンレム睡眠)中に分泌量が増加します。入眠後2〜3時間がピークです。「寝る子は育つ」という言葉には科学的な根拠があるのです。
また、運動中にも分泌が増加します。適度な運動が成長を促すと言われるのはこのためです。
成長ホルモンが不足すると
成長ホルモンの分泌が不足すると「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と診断されることがあります。身長が−2SD以下で、成長ホルモンの分泌量が基準を下回る場合、成長ホルモン補充療法(注射)の対象になります。早期発見が重要なため、成長曲線で気になる変化があれば小児内分泌科に相談しましょう。