SDスコア(標準偏差スコア)とは、子どもの身長や体重が同年齢・同性の平均からどのくらい離れているかを示す指標です。Zスコアとも呼ばれ、小児科医が成長の評価に最もよく使う数値です。
計算方法
SDスコアは以下の式で計算されます。
💡 計算式
SDスコア =(実測値 − 平均値)÷ 標準偏差例:5歳男児の平均身長が110.0cm、標準偏差が4.5cmのとき、身長101.0cmの子のSDスコアは
(101.0 − 110.0)÷ 4.5 = −2.0SD
SDスコアの読み方
−2SDから+2SDの間に同年齢の子どもの約95%が含まれます。この範囲内であれば統計的に「正常範囲」です。
- +2SD → 上位約2.3%(偏差値70に相当)
- 0SD → 平均(偏差値50に相当)
- −2SD → 下位約2.3%(偏差値30に相当)→ 低身長の定義
−2SD以下の場合は「低身長」に該当し、小児科・小児内分泌科への相談が推奨されます。ただし、−2SD以下がすべて病気というわけではなく、体質的な個人差である場合も多いです。
パーセンタイルとの違い
SDスコアは平均からの距離を標準偏差の単位で表すのに対し、パーセンタイルは「100人中、下から何番目か」で表します。母子手帳の成長曲線ではパーセンタイルが使われることが多いですが、医療現場ではSDスコアが標準です。