離乳食は赤ちゃんが母乳やミルクから「食べる」へ移行する大切なステップです。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」を参考に、月齢別の進め方を解説します。
離乳食の4つのステージ
離乳食は大きく4つのステージに分かれます。月齢はあくまで目安で、お子様の発達に合わせて進めることが大切です。
ゴックン期(5〜6ヶ月頃)
離乳食のスタートです。なめらかにすりつぶしたペースト状のものを、1日1回からスタートします。少量のおかゆや野菜をなめらかにするには、ハンドブレンダーがあると少量でも手早くペーストにできて時短になります。
- 形態: ポタージュ状→ヨーグルト状
- 回数: 1日1回
- 最初の食材: 10倍がゆ(小さじ1)からスタート
- 新しい食材: 1種類ずつ、2〜3日間様子を見ながら
モグモグ期(7〜8ヶ月頃)
舌で潰せるやわらかさに進みます。たんぱく質食品も取り入れます。
- 形態: 絹ごし豆腐くらいのやわらかさ
- 回数: 1日2回
- 食材: おかゆ+野菜+たんぱく質(豆腐、白身魚、卵黄)
カミカミ期(9〜11ヶ月頃)
歯茎で潰せるかたさに進みます。手づかみ食べも始まる時期なので、ひっくり返しにくい吸盤付きの離乳食プレートがあると食事中のストレスがぐっと減ります。
- 形態: バナナくらいのかたさ、5mm〜1cm角
- 回数: 1日3回
- 食材: 鶏ささみ、赤身魚、全卵も試せる時期
パクパク期(12〜18ヶ月頃)
ほぼ大人と同じ食材が食べられるようになります。味付けは薄味で。
- 形態: 肉団子くらいのかたさ
- 回数: 1日3回+おやつ(補食)1〜2回
💡 離乳食開始のサイン
以下のサインが見られたら離乳食を始める時期です。・首がしっかりすわっている
・支えるとお座りができる
・食べ物に興味を示す(大人の食事をじっと見る)
・スプーンを口に入れても舌で押し出さない
アレルギーへの対応
厚労省のガイドラインでは、アレルギーが心配な食材(卵、乳、小麦など)も、離乳初期から少量ずつ試すことが推奨されています。「遅らせた方が安全」という考えは現在では否定されています。
⚠️ 注意
新しい食材を試す時は、小児科が開いている平日の午前中がおすすめです。万が一アレルギー症状が出た場合にすぐ受診できます。初めて食べる食材は必ず1種類ずつ、少量から始めましょう。
離乳食で意識したい栄養素
離乳食が進むと母乳やミルクからの栄養摂取が減るため、以下の栄養素を意識的に取り入れましょう。
- 鉄: 赤身肉、レバー、大豆製品(貯蔵鉄が枯渇する時期)
- カルシウム: しらす、ヨーグルト、豆腐
- ビタミンD: 鮭、卵黄、きのこ
まとめ
離乳食は「食べること」の基礎を作る大切な時期です。教科書通りに進まなくても大丈夫。お子様のペースに合わせて、焦らず楽しく進めましょう。食べることが「楽しい体験」であることが何より大切です。